WM10-A キャリブレーション手順



FT232RLのピンヘッダがWM10-Aの6ピンソケットのpin1に接続される側の基板の側面にフェルトペンで印を付けましょう。

FT232RLをUSBケーブルでパソコンに接続し、TeraTermなどのターミナルソフトを起動してFT232RLが繋がっているポートに接続してください。
通信速度は9600bps、フロー制御は「none」に設定してください。

FT232RLをWM10-Aの6ピンソケットに差し込みます。
向きを間違えないように注意してください。
WM10-Aを無風の環境に置いてください。
写真のようなプロファイルスポンジを内側に貼った無響箱を作ることをお勧めします。
無響箱を使わない場合、わずかな気流でもキャリブレーションの精度に影響しますので、密閉した室内で冷暖房器具等の空気の流れを発生する器具はすべて止めてください。
また、超音波を反射するものが近くにあると正しくキャリブレーションできませんので、周囲30p以内に物を置かないようにしてください。
WM10-Aが起動して計測情報が送られてきます。
最初の1行目はファームウェアのバージョン番号で、2行目はキャリブレーション時の気温と再起動時の気温です。
計測情報は3成分風速、気温、瞬間風向風速の3行が1セットで3秒毎に送信されます。
キャリブレーションを実行する前は正確な値ではありません。
パソコンのキーボードから$Cとタイプするとキャリブレーションを開始します。
約2分でキャリブレーションが完了し、WM10-Aが再起動します。
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