WM10 DIY超音波式風向風速計



WM10は一般的な電子工作の工具で容易に組み立てることができる超音波式の風向風速計キットです。
3つのトランスデューサーを正三角形の頂点に配置し、三角形の各辺にあたる3成分の風向風速を測定して3成分風速からXY軸成分風速に変換し、さらにXY軸成分風速から風向風速を計算します。

WM10の風向風速測定アルゴリズム

超音波で風速を測定する原理
反射式で風速を測定する計算
三成分風速からの風向風速の計算
基本的な原理は旧機種と同じです。
三成分風速からいったんXY軸成分風速を計算し、次に風向風速を計算する手順が旧機種と異なります。


WM10 DIY超音波式風向風速計は以下の2種類の形態でお届けします。


WM10ベーシックキット


超音波式風向風速計本体のプリント基板WM10-A、モジュラーケーブルを接続するプリント基板のWM10-Bと受信側のWM10-R、パソコンに接続するためのUSB変換モジュール、およびプリント基板に搭載する電子部品のキットです。
ケースは塩ビパイプを別途購入し、二次加工して作る必要があります。
3mの通信用モジュラーケーブルが付属します。
このキットだけで風向風速測定の実験ができますので、理科実験などの用途に最適です。

塩ビパイプケース製作手順
WM10-Bkit(ベーシック版)組立手順
WM10-Akit組立手順
キャリブレーション手順
WM10-Rkit(ベーシック版)組立手順
WM10-A説明書

WM10ケーブルキット


WM10ケーブルキットはベーシックキットに電子部品を追加することでWM10-BとWM10-RをRS232C規格にアップグレードし、さらに電源電圧を昇圧して安定化させ、通信用モジュラーケーブル(20m)を組み合わせたシステムのキットです。

WM10-Bkit(ケーブル版)組立手順
WM10-Rkit(ケーブル版)組立手順
WM10ケーブルキット設置例

WM STATION


WM STATIONはパソコン上で風向風速をグラフィックに表示できるモニターソフトです。
無償で利用できますが、Windows OS向けのみで、動作保証、アフターサービス等はありません。
インストーラーは使いません。exeファイルを解凍してからデスクトップ等の適当な場所に置いて直接実行してください。

exeファイルのダウンロード⇒ WM STATION 2.0

不具合対策ガイド

基本的なチェック手順
オシロスコープを用いたチェック手順

フィールドテスト

現在フィールドテストを実施中、 このリンクから閲覧できます。