塩ビパイプケース製作手順


必要な部品と工具


kit以外に調達が必要な部品

VUキャップ(呼び径65)× 3
VUパイプ(呼び径65)× 1

VUパイプはできるだけ短いものを調達して7cm程度の長さにカットしてください
同じ外径でVPパイプがありますが、VPパイプは肉厚で内径が小さく、中の部品に干渉する恐れがありますのでVUパイプを使うようにして下さい。
残ったパイプは風向風速計を屋外設置するときに下ケースとして利用できますので捨てないようにしましょう。

製作に必要な工具
ボール盤(貸してくれるホームセンターなどもあります)
ホールソー 20mm
ドリルビット 2mm, 6mm
マスキングテープ
フェルトペン(極細)



製作手順


最初にVUキャップの加工をします。
WM10-Bプリント基板を型紙代わりに使いますので、プリント基板の耳部分は切り離さないでください。

プリント基板のハンダ面側を上にしてVUキャップの中央にマスキングテープで固定します。
VUキャップには文字の刻印が突状になっていますので、2oの穴が凸部に重ならないよう位置を調整してください。穴の中心から2mm以内に凸部があるとステンレススペーサーが正しく取り付けられなくなります。
6oと20o用の穴は凸部と重なっていてもかまいません。

2mm、6mm、20oの7つの穴にフェルトペンで印をつけます。
また2mm穴の位置と20mm穴の位置は区別がつきずらいので一か所の20o穴の近くにマスキングテープでメモを貼っておきます。

印はこのようになります。

2mmの印の中心から2o以内に文字の刻印の凸部がないことを確認してください。
もし2o以内に凸部があるときは、印を全部アルコールなどで拭き取り、最初から印をつけなおしてください。

七つの印全部にボール盤で2oの穴を開けます。

(6mm、20o用の場所にも2mmの穴をガイド用に開けます)

もう一つのVUキャップに2mm用だけの印を付けます。
こちらも中心から2mm以内に凸部がないことを確認してください。

印を付けた3か所に2mmの穴を開けます。

一つ目のVUキャップの中央に6mmの穴を開けます。


さらにホールソーで20mm用の印の位置に20mmの穴を開けます。

20oの穴にグロメットを嵌め込み、トランスデューサーを取付けます。

まずトランスデューサーの長いほうのリード線が右側に来るようにして、写真のようにトランスデューサーの外側の角がグロメットの内側に入るように置きます。

指でグロメットの手前側を抑えて外れないようにしながらトランスデューサーの手前側の角を押し込んではめ込みます。
(リード線を曲げてしまわないように注意してください)

写真のようにトランスデューサーの二段目の面がグロメットと同じ面になるようにします。


以上でケースの加工は完了です。
WM10-B kit組立手順に進んでください。
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